おおきく振りかぶって｜単行本・連載誌情報

「おおきく振りかぶって」は既刊26巻で、年に2巻程度のペースで発刊されています。

原作者は女性漫画家であるひぐちアサ。

2007年と2010年にアニメ化され、2007年にはゲーム化もされました。

オフィシャルファンブックも出ています。

2010年から1年間ほど、産休・育休で休載していました。

球の読み合いや打席、守備の様子が1打席ごとに細かく描写されるので、試合が始まると展開の早さが緩やかになるように感じます。

カバーの折り返しには登場人物の紹介に加え、その人物の家族構成が示されています。

家族構成を決めることで、個々の選手の個性が生まれているようにも思います。

家族構成以外にも学生の実家の位置やそこからの通学方法なども細かく設定されています。

単行本第3巻末には、おおきく振りかぶってが連載される五か月前に月刊アフタヌーン（講談社）に掲載された短編「基本のキホン！」が載っています。

また、巻末等で高校野球の話や作品のウラ話が載っており、作品と併せて楽しめます。

2006年に第10回手塚治虫文化賞の新生賞を受賞しました。

この時、審査員からは「新しいタイプの野球漫画で、書き尽されたと思われた野球漫画というジャンルに新風を吹き込んだ」と高く評価されました。

また、2007年には第31回講談社漫画賞の一般部門を受賞し、さらに、「日本のメディア芸術100選」のマンガ部門に選出されました。

連載誌は月刊アフタヌーンで、2003年11月号から連載が開始されました。産休の時期を除き、定期的に連載されています。

ケダモノのいいなり（四畳半書房）

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