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東京喰種トーキョーグール|圧倒的な画力とセンス [週刊ヤングジャンプ]

東京喰種トーキョーグールは「週刊ヤングジャンプ」で2011年41号から2014年42号まで連載された。

続編「東京喰種トーキョーグール:re」が2014年46号より連載中。

アニメは2014年7月から1期が放送され大好評を得る。2期が2015年1月から放送がスタートすることが決定。

著者の石田スイは同作でデビュー、連載、アニメ化を果たしている。

2011年のデビューから数えてわずか3年と、若手作家の中では群を抜いたその実力が窺える。

また加えておきたいのが、その圧倒的な画力と溢れ出るセンス。

コミックの刊行当初は、表紙買いをした読者も多かったのではないだろうか。

カラー表紙に惹かれてコミックを買ったはいいが、カラーとモノクロの作画では随分とイメージが変わってしまう場合も多いが、この作品でそのような心配は必要ないと言っても良いだろう。

デビュー作とは思えないほど、その完成度が高く連載が進むにつれ、その画力の上達の早さに驚かされる。

そして「グール」の世界観を伝えるそのセンスにおいても、それが読み手にビシビシと伝わってくる。

登場人物達が喰種だと正体を現すシーンは、こちらが本来のキャラクターの姿だと本音を語っているようでもある。

人間社会に紛れ込むために、普段は人間らしく振舞っているリミッターが一瞬で外れてしまうのだ。

例えそれが、残虐で残酷な姿であっても、読者の目はその姿に釘付けになり「グール」の世界に取り込まれていくのだろう。

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